うつの治療に使われる薬は、西洋医学による治療法に分類されます。
最近の薬物治療は、かなり副作用が軽減されていますが、人によっては強く副作用が出るケースがあります。
そこで注目されているのが、東洋医学の治療法である漢方治療です。
漢方の世界では、体の流れを表す「気・血・水(き・けつ・すい)」があり、これらのバランスの崩れが、さまざまな病気を引き起こすと考えています。
つまり、病気により表れた症状を抑えるのではなく、病気になりにくい体を手に入れるのが漢方の目的です。
この感覚は、日本の健康食品に近いとも言えます。
★漢方でうつを治す
うつ病に漢方が用いられるのは、主に軽度の症状です。
症状が重度の場合は、抗うつ薬とセットで服用することになります。
なお、抗うつ薬と漢方を併用することで、抗うつ薬の持つ副作用を軽減できます。
★うつ病の治療に用いられる漢方薬
実証漢方薬:柴胡加竜骨牡蛎湯、大承気湯、大柴胡湯など。
虚証漢方薬:加味帰脾湯、加味逍遥散など。
これらの漢方薬の処方は、自分で決めることはできません。
処方は漢方医や薬剤師が決めます。
★漢方治療のポイント
四診と呼ばれる漢方の治療法では、脈拍の測定、おなかや舌の診察、自身の自覚症状と正反対のことを質問される、などの方法が用いられます。
また、漢方薬を用いての治療は、西洋医学のように即効性がありません。
あくまで体質改善を治療の目的としているため、長い目で見る必要があります。
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