うつ病の薬物療法では、抗うつ薬が一般的に用いられます。
抗うつ薬とは、うつ状態を和らげるための薬ですが、うつ以外にも強迫性障害やパニック障害、摂食障害、不眠症の治療薬としても使われます。
★抗うつ薬の種類
三環系抗うつ薬(TCA)、モノアミン酸化酵素阻害薬(MAO阻害薬)、トリアゾロピリジン系抗うつ薬(SARI)、四環系抗うつ薬、セロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI)、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、ドパミン・ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(DNRI)などです。
★抗うつ薬の作用
抗うつ薬は、作用に大きな差がないと言われています。
副作用も弱くなっているので、昔のように薬物治療に抵抗を感じる人はいないようです。
ただ、効果が出るまでに2~3週間を要するほか、薬物治療のみでうつを改善させることは困難です。
そのため、実際の薬物治療においては、すぐに効果が表れやすい抗不安薬とセットで服用しつつ、精神療法を併用していきます。
★抗うつ薬の副作用
副作用が弱いと言われる抗うつ薬ですが、まったく表れないわけではありません。
よくある副作用は、便秘、口内の乾燥、めまい、目がかすむ、低血圧、排尿障害、体重が増える、眠くなるなどです。
新しい抗うつ薬であるSSRIやSNRIは、副作用がさらに低いとされますが、人によっては副作用を感じるようです。
主な副作用には、性欲の低下、嘔吐感、悪性症候群、セロトニン症候群などがあります。
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